
いびきや睡眠時無呼吸が歯ぎしりや食いしばりを引き起こすのは、睡眠中の呼吸の妨げが身体にストレスを与えるためです。以下の要因が関係していると考えられています。
①呼吸の妨げによるストレス反応
睡眠時無呼吸では、気道が塞がり、一時的に呼吸が止まることがあります。この時、体は酸素不足を補おうとしてストレス反応を引き起こします。ストレスホルモン(アドレナリンなど)が分泌され、交感神経が活性化し、歯ぎしりや食いしばりのような無意識の筋肉活動が起こることがあります。
②気道を保つための反射
いびきや無呼吸は、気道が部分的または完全に閉塞することで起こります。体はこれを解消するために、顎の筋肉を動かし、気道を再び開こうとします。この顎の動きが歯ぎしりや食いしばりを引き起こすと考えられています。いびきや無呼吸症の人が前歯が痛くなったり、すり減ったりするのはこのためです。
③睡眠の質の低下
睡眠時無呼吸やいびきが頻繁に起こると、深い睡眠に入ることが難しくなり、睡眠の質が低下します。これが身体にさらなるストレスを与え、無意識の反応として歯ぎしりや食いしばりが強まることがあります。
これらの要因が複合的に作用していびきや睡眠時無呼吸が歯ぎしりや食いしばりの原因になることが多いのです。
質の高い睡眠を取るために、いびきや睡眠時無呼吸症を治すことをおすすめします。

みよし歯科医院
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